第1章

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「お前の面が怖いんだろ?」 「あ?」 「んなことより、次駅前のクレープ食いに行く約束だろ? 早く行こうぜ」 「俺金ねーし。 つか男2人でクレープとか……」 「こないだゲームで負けたんだから文句言わない」 で、結局クレープ食って、電車で家に帰った。 大体いつも通り。 いや、そう言えばその電車でいつもと違うことがあったな。 電車は、席は殆ど埋まっていて立っている人がちらほら程度。 トモは反対の電車なので、俺は1人手すりに寄りかかりながら、スマホで動物のモフモフ写真を見て癒されていた。 駅に停車し、人が流れ込んでくる。 その中に一際目立つ集団があった。 金髪、茶髪にピアスに腰パン。 大声で話しながら入ってきた。
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