第1章

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こんなナリをしているので、よく不良に間違われる。 確かに、街を歩けばよく絡まれるんで、相手しているうちに喧嘩も強くなった。 学校じゃ3年や教師にまで恐れられる始末。 でも、割と真面目なんだよ、これでも。 たまに授業サボるけど。 「あなた、ネコさんって言うの?」 「いやー、あれはあだ名みたいなもん」 そう、何を隠そう、この髪と目は俺の愛するアメショの真似だったりする。 でも、誰にも分かってもらえず、『銀髪』だ『メッシュ』だなどと呼ばれるので「これはネコだ!!」と思わず叫んでしまったことが由来となっている。 ちなみにコレにする前はほわほわ金髪でポメラニアンの真似だった。 その時に絡まれていたら俺のあだ名は『イヌ』になっていただろう。
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