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春と夏の間には雨が降るたくさんの雨は気持ちが沈む梅雨は僕にとって嫌な季節なんだ。
学がない僕は町工場で働いている正直どこでもよかったし働ける場所も少なく近場のこの工場に勤めたことが人生最大の失敗だったのかもしれない。
中小企業というよりも小さな家族経営で社長夫婦と従業員は頭の可笑しい障害者とおばちゃん他にもいるがすぐに辞めてしまういわゆるブラックというやつ。
夫婦喧嘩が絶えなくやり取りの捌け口は従業員でそれは酷いイジメ精神的におかしくなる人がほとんどで新人はすぐ辞めてしまう社長も奥さんも頭が狂っているのだろうヒステリーに持病持ち社長は仕事が嫌いなのか1人で適当に働いている従業員は機械なのであろう奥さんはヒステリーという言葉がよく似合うこの会社が駄目なところは二重命令がくることだ例えば奥さんが指図した仕事をしていると社長は違う仕事をしろと命令する当然奥さんは怒り喧嘩になるのはこの会社の日常風景そして八つ当たりがくる。
工場は酷く汚い機械も手入れをしていなくてゴミをかたずけない当然のことながら製品も最悪こんな場所が日本にもあるのかって入った当時は中国の悲惨な工場へきたんだと異国情緒を楽しんでいた隔離された最低な奴隷制度の井戸の中。
たまに顔をだすお婆さんがいるがその人は良い人で色々とお世話をしてくれるが体調が悪いようで最近は滅多に顔をださなくなった。ここで働く者は全員どこかがおかしくなっていくんだ当然僕も同様で鬱なのであろうか精神的に肉体的にも限界をこえていた。
他の従業員や社長達は気がついていたのであろうか?その原因はもう1つあるという事を僕は誰ともその話しをすることはなかった聞くこともしなかった言ってもわからない奴等ばかりだし例えそれを知ったところでなにもできないからである。
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