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僕がそれに気がついたのはいつだったのかわすれたが始めは気配である誰かが通ったと振り向いても誰もいない気のせいかとおもっていても何度もそんな経験をしていくうちにお爺さんだと理解したもちろん肉眼ではみえない霊というやつこれは僕の直感だが社長の家系の人。
悪い霊ではないようで1日に何度もくるときと来ない日もあるがほぼ毎日みかけていた。
僕には霊感がなかった頭がおかしくなったのだとも思っていたが実際に病院へいけば鬱だと診断されるだろう僕はそれほどに疲れていたが霊感がないのではなくて霊感が強くなってきたのだと確信をしていたんだ。
お爺さんの存在に気づき何日か後工場内をみると黒い影がうようよしていた飛んでいるわけじゃなくて壁、地面、天井、を黒い水溜まりのようなやつが這いずり回っているのだそれは嫌な感じだがそれほど危険なものではないと感じていたから問題はなかった普通にそこにいたからかな?工場内が黒い水溜まりの家なのであろう。
危険なものに気づくのは早かった黒い水溜まりがみえるようになると工場には黒い塵というべきか埃のような黒いものが発生しているときがあったそれは人からでるものなのか?人にとり憑くものなのか?僕にはわからなかった。
ある従業員の身体に黒い塵が固まっていたその日その人は工場内の建材が倒れて怪我をしたまたあるときはおばさんの手に集まっていて指を切断する程の怪我をしたこの工場は怪我人が続出する小さいものから大きなもの不注意からくる事故もあるが僕がみた範囲内のほとんどに黒い塵が固まっていたのだ。
怪我だけではなく病気にも関係しているらしい頭のおかしい身体障害者の頭と半身は常に黒い固まりが憑いていてよくぼーとほうけながら独り言を呟いている従業員のおばちゃんの足にもそれは固まっていていつも足を引き摺っているし社長の奥さんの頭には真っ黒になる程の量の黒い固まりができている。
僕にも黒い固まりはついていたのであろうか?自分自身のことはわからないが霊にとり憑かれたのだとおもうときがあった。
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