ジリジリジリー

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僕はこの工場へきてから花が好きになっていた花の名前なんてしらないが花をみると心が安らぐ工場は近くにあるので歩いて通勤していたがそれが良かったようだ色々な場所に花が咲いていることを発見した引きこもりの僕には新鮮で花をみることで季節を感じることができた昔の僕にはなかった心。 花をみることで安らぎや喜び綺麗だなとか今は夏なんだとか秋なんだとか桜をみれば春なんてのはしっていたが昔の僕にはまったく興味がなく多少綺麗だなとしかおもわなかったんだ通勤途中にある交差点の家の花壇には紫陽花が植えられていて毎年綺麗な花を咲かせる紫色の紫陽花と緑色の紫陽花。 僕は緑色の紫陽花があるなんてしらなかったし考えもしなくてまだ若い紫陽花の花で成長すれば紫色になるとおもっていたがいくら待っても紫色にはならなかった不思議におもい彼女にきいてみたらそれは緑色の紫陽花だと教えてくれたそれを知って改めてみてみると葉っぱの集まりみたいなこの緑色の紫陽花もなかなか可愛いなっておもえて笑顔になった。 僕は紫陽花が好きだが嫌いでもある理由は枯れた姿があまりにも悲しいからだ次の命への成長だって理解はしているのだけれども茶色く変色したその姿と綺麗に花を咲かせていた姿落差の激しい紫陽花の一生に可哀想じゃなく悲しみを感じてしまうのだ。 なにも雨の降る6月に咲かなくてもいいのに僕には憂鬱な梅雨の中で紫陽花は花を咲かせて笑顔にしてくれる枯れることに悲しみを感じてしまうのは僕が紫陽花が好きだからなのかもしれない。
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