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「うん。今まで一度もこんなことなかったのに」
(それは多分、日ごとに君とブレスレットの結び付きが強くなっていったからだよ)
「それじゃ・・・もう外すことはできないってこと・・?」
(ううん、安心して。ブレスレットを外す方法はあるよ。)
私は一筋の希望が見えた気がした。
(この家にある物全員に、君の腕からブレスレットが外れるように念じてもらえばいいんだ)
ブレスレットを外す方法が見つかり、私は安心する。
(ただ問題はテーブルかな。他の皆は君の頼みなら快諾してくれるだろうけど、テーブルは受け入れてくれるかどうか・・・)
その言葉を聞き、私はまた不安にかられる。
(僕も手伝えたらいいんだけど・・僕はここから動けないから・・・)
「ううん。外す方法が分かっただけでもよかったよ。」
私は無理やり笑顔を作ってベッドに言い、早速、皆を説得しに回った。
皆快く承諾してくれた。
そして、残すはお風呂とテーブルだけとなった。
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