第5章

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 「はい! ありがとうございます!」  「では、カエリタインジャーの詳細をお話いたします。勤務時間は24時間、休日はありません。」  「えっ?」  「時給は800円。待機時間には賃金は発生しません。労災、雇用保険等未加入、危険手当て、通勤手当て、残業手当て無し。業務内容ですが……」  「千鳥、もうええで。」  「帰りました? 本多くん。」  「帰った。久々の正社員候補やと思ったんやけどなぁ。」  「詳細説明するとみんな帰りますよね。なにが原因なんですしょう?」  数年後、メジャー球団で活躍する1人の日本人投手が現れる。  その活躍の裏に、怪しげな2人組がいることを知る者は、投手しか知らない。
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