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いやぁ、ごめんごめん。物凄く意外な事にテンションがおかしくなってたんだ。でも、ここが異世界だということは変わりはない。
だって、俺の記憶じゃあお袋の服は中世系ヨーロッパの一般の服で少なくとも現代の服じゃない。絶対に日本でこんな服を着るやつなんてよほどの物好きじゃなきゃ…………ごめん、知り合いに二人居たわ。
根拠は服だけじゃないぞ?魔法と剣の存在だったよ。
まず、俺の現親父が師範を勤めているゲルド流剣術は正直、記憶が戻る前はスゲーとかカッコイーとか思ってたけど、プロの殺し屋やってた頃のことを思い出すと全然凄くなかったぜ。それに致命的な弱点も見つけたしな。
他の剣術はどうなんだろうかと思った。なんで、俺はそんなこと気になるのは殺し屋だったからかなぁ?
「ジャック~、パパのところに行きましょうね~」
「はーい」
俺を抱っこしてるお袋が親父のところに行こうと言ったが、そんなのどうでもよかった。子供のフリをすることだけに必死だよ。
見た目は二歳児だけど中身二十五(この世界含めて二十七)歳が二十代後半のお袋の豊満な胸に抱かれるのってどうよ、と言いたんだが…………
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