0人が本棚に入れています
本棚に追加
そうやって毎日を過ごす俺の寮の部屋に、なにかが届いた。
差出人も宛名も書いてない、小さな段ボール箱。
その段ボール箱の上においてある、きれいな便箋。
俺はとりあえず、その便箋を読み始めた。
「拝啓、お悩みのあなたへ。
箱の中身は見ましたか?
それは、僕からあなたへのプレゼントです。
きっと、きーっと、あなたを助けてくれます。
僕はお二人を心から慕っています。
二人の幸せを祈って」
差出人の名前はなかった。
俺は便箋をしまって、段ボール箱を開けた。
最初のコメントを投稿しよう!