8人が本棚に入れています
本棚に追加
/40ページ
『・・・・・・・独りになっちゃったな・・・』
歩が、唯一の親友が
もしかしたら、日本を離れてしまうかもしれない。
その距離はきっと
大人になった二人にとって致命的な距離。
そして、
いつも陰日向から自分を守ってくれた
守護者のような歩が傍に居なくなる。
それはきっと貴子の人生の一大事。
それでも、後悔はない。
むしろ、誇らしささえ、貴子は感じていた。
だって、
これが、これこそ
こうなったらいいな、と思っていた理想の形だから。
最初のコメントを投稿しよう!