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  『・・・・・・・独りになっちゃったな・・・』 歩が、唯一の親友が もしかしたら、日本を離れてしまうかもしれない。 その距離はきっと 大人になった二人にとって致命的な距離。 そして、 いつも陰日向から自分を守ってくれた 守護者のような歩が傍に居なくなる。 それはきっと貴子の人生の一大事。 それでも、後悔はない。 むしろ、誇らしささえ、貴子は感じていた。 だって、 これが、これこそ こうなったらいいな、と思っていた理想の形だから。
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