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  夕食時、誰もが家の中で家族と その日の喜びを分け合い、 その日の疲れを癒しあう、そんな時・・・ 貴子は静まったエントランスに入り 数えきれない回数を通ったその道を堂々と歩く。 そして、 慣れた様子で鍵を使って、部屋に入る。 そこは時を止めた様に そのままの姿で、貴子を待っていた。
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