君と奇跡の腕時計

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「来月、誕生日だね。プレゼントは何が欲しい?」 仁美の髪の毛をさらさらと梳く。 恋人になる前からもカウントしてのべ6回、何かしらプレゼントは渡してきたけれど。 「結婚して始めてのお誕生日だし、仁美生誕25周年。だから、奮発するよ?」 仁美の手がゆっくりと伸び、僕の頬を包み込む。
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