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それから何ヵ月もたって、和正先輩は部屋が出てこなくなってしまった。 あいかわらず、和正先輩は僕のことを一樹と呼んでいた。 僕は和正先輩の相手をしながら、一樹先輩を探し続けた。 あの眼鏡? 和正先輩が一樹先輩の服と一緒に大切に保管してた。 「和正先輩、眼鏡かけてみてください」 部屋に籠って一樹先輩の服を抱える和正先輩に囁く。 和正先輩は小さく反応すると僕を見た。 眼鏡をかけなくてもわかる。 この人は怖いんだ。
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