眼鏡
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あの人の消えたあの日から、この人はおかしくなった。 僕を見てるけど、僕じゃない誰かを見てる。 僕はそれでもいいんだ。 好きだから。 この人、大上和正先輩もあの人、黒田一樹先輩もだあいすき。 本当はこんなつもりじゃなかったんだけど。 「二人ともおはようございます!」 「ああ」 「うん、おはよ。今日も元気だね?」 一度壊れたから。 血の繋がりの無い僕らは 家族になった。
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