第1章

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「ちょい、須崎、これもよろしく」 「うっ…はい…」 俺の機嫌はいま、すこぶる悪い。きっと顔が死んでいるだろう。 朝から店長に電話で叩き起こされ、ない体力でこの炎天下の中バイト先まで走ってきたのだ。 くっそ朝電話でなきゃよかった… そう思いつつも頼まれたダンボールをせっせと裏口へ運ぶ。 なぜ夏休みの期間でもないのに働いてるのかというと、それはまあ高校にいってないからなわけで。 しかし本来であれば今日は休みのはずであり 「ぐぁッ…腰がぁぁぁ」
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