繋ぎ止めたい想い

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2人の予定がかみ合わなかったことが、ちょっと、いや、かなり残念だと感じている私。 『楽しんできて』って言ってもらったんだもの、明日はなつみんと楽しい時間を過ごそう。 「ありがとうございます。お疲れさまでした。……おやすみなさい」 「おやすみ」 ここでどちらともなく絡ませていた指をほどき、手を離した。 繋いだ手は離れてしまっても、想いだけは繋がっていたい。 私だけなのかな? それとも主任も同じように想ってくれている…? そんなことを思って、エントランスに入る直前で振り返ってみると、主任がまだ私を見送ってくれていた。 さっきまでの主任の温もりが残る右手を軽く振ってみると、左手を同じように振り返してくれた主任。 明日と明後日は会えないんだ………。 早く月曜日にならないかな、なんて。 いつもなら憂鬱になりがちな月曜日を待ちわびているなんて、そんな自分に驚きながら、自宅へと向かった。
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