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それから15分ほどで修一が来た。
「お前、メシは食ってないのか?」
「まだだけど、帰ってから食うよ。母さんが作ってくれてるらしいからさ」
母さんも、息子が帰ってきてやはり嬉しいと見える。
コイツなりに親孝行してるんだろうな。
「で、お前が俺のとこにくるなんて、どうしたんだ?」
「兄貴……。まひろに男がいるって聞いたけど……。翔、なのか?」
「は?なにお前、その情報どっから!?ていうか、いつの間に!!」
ダメだ、予想外過ぎて動揺を隠しきれなかった。
「兄貴も知ってるってことは、本当なんだな……」
おお、思った以上にダメージ受けてるらしいな!
そうだ、修一。
現実を見つめろ!
ここはもう一発、お見舞いしとくか。
「お前にとってはショックだろうけど本当だ。俺なんて、翔とまひろがキスしてるところを見てしまったんだからな……」
ふふん、どうだ修一。
参ったか?
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