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あれから数日が経った。
数日も経ったというのに、
私の頭の中はまだ彼の声を再生していた。
好きになった、わけではないと思う。
助けてもらったとはいえ、たった1度の出会い。
そんなことでいちいち恋に落ちるほど
私は乙女ではない。
心に引っかかるのは、彼の声の寒暖差。
何が私をこんなに惹きつけるのだろう。
それとも、もしかして
私は恋に落ちてしまった…のか?
いや、それはない。
だって、私の好きなタイプはあんな風な美しいイケメンではなくて。
むしろ少し崩れたくらいの雰囲気イケメンの方が好みだ。
それに、美人は3日で飽きるっていうくらいだし…。
まあ、あんなキレイな男性なら飽きることもなくはない、かもしれないけど。
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