第1章

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ところが、歌ってて気づいた。 声が、カナリア飴を舐める時と同じ事に……。 「ウソ」 驚きながらも、何曲かうたってみる。美しいハイトーンボイス。 「やだ」 嬉しすぎて思わず涙が零れた。 そうして、わたしは気がつけば歌手になっていた。 現在も、大好きな歌をうたい続けている。 すべてはあの日、カナリア飴に出会ったおかげ。おばさんの言葉を守ってたおかげだと思う。 きっとこれは神様からのプレゼント。
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