第1章

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「あれ?無視?」 ……なんだこいつ。 「冬の夜って寒いよなー」 白い息を吐きながら隣に座る男。 なんで……隣に座るのよ。 「やっぱり無視かー。」 なにこいつ…これだけ無視してるのになんで、懲りないの? 普通諦めてどこか行くでしょ。 「俺、翔って言うんだ!」 勝手に自己紹介し始めてるし。 暇人? 興味ないけど。 「俺、今すっげー暇なんだよー。そうだ、今からどっか行かね?」 なんだ…やっぱりナンパか。 「……他当たって、興味ないの」 私はそう言うと男は、 「いいーじゃん!ほら!行こう。」 は?なにいってんのこいつ
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