第1章

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ここはどこだろう。 キラキラして目が痛い。 ホストたちがいっぱいいる。 いろんな香水の匂いが混ざって臭い…。 「着いたよ」 「クラブ……ANGEL?」 「そうだよ。入って」 「……お邪魔します?」 ホストクラブ……初めて入った。 開店前なのかな? みんな慌ただしいし、私来ちゃって良かったの? 「コート脱いで」 「え?……はい」 そう言われて私はコートを脱ぐ。 ……ちゃんと厚着してくればよかった。 「いつもそんな薄着なの?」 「今日はたまたまで。」 「そっか」 あんまり聞かないんだ…。 普通だったらコート着てるからって、薄着してちゃ怒るもんじゃないの? 「やっぱり腫れてるね」 「あ…」 「冷たいけど、これで冷やして。」 そう言われて保冷剤を貰った。 …少し腫れてる。 冷やし始めたからかな、さっきより痛くない
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