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何もない。
何もない。何もない。
何もない。何もない。何もない。
【俺】という存在に、意味なんてない。
だから、この話を聞くやつらも、きっと、何もない。
人生なんて、所詮そんなもの。
生きているうちに、その存在が成すべきことに巡り会うなんて、きっと、嘘。
流され、浮かび、そして沈むのが、きっと、真実。
お前にもわかる。
お前なら、きっと。
さあ、俺と行こう。
果てのない絶望の日々を。
憎み、苦しみ、妬み、全ての命に、この気持ちを味あわせてやろう。
お前は何も考えなくていい。
ただ。
こうして、【手】を振るだけでいい。
FIN
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