第11話

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「――…っん」 「雛森。身体辛いなら言って」 そう言いながらも、這わせる指を止めない神崎くん。 かける言葉は優しく甘く。 触れる指は熱く、執拗なほど丁寧に。 明かりを消した部屋。 白いベッドの上。 乱れた着衣の2人。 「大、…丈夫」 途切れ途切れな言葉を返し、彼の手に自分の手を重ねる。
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