2598人が本棚に入れています
本棚に追加
お飾り程度に着けていた服を全て脱ぎ捨て、素肌のまま絡み合った。
張りのある肌
しなやかな筋肉
タフな身体
部長とは違う。
全ての意識を神崎くんの身体に集中させて、部長に抱かれた感覚を消す。
神崎くんもまた、私の身体の隅々まで丁寧に触れ、部長の痕跡を消す。
吸い付く唇
這う舌
触れる指先
時折走る小さな痛みが
『この身体はもう二度と部長には見せない物なんだ』
ということを強く実感させられた。
神崎くんがつけた跡が、私の身体に赤く散らばる。
「……っ」
最初のコメントを投稿しよう!