君に続く14歩

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あくまでまだ、弁護士になる資格は取ったものの、これから1年間の修習生を経なければならない。 それを分かった上で、親父さんも俺の両親もこの結婚を承諾しているのだろうか。 「そんなのね、愛の力でどうにでもなるのよ!」 と、俺の母親は言う。 「景には絶対無理だと思ってた、お嫁さんと孫が一気にやってきてくれるなんて」 「………。」 どんな奴だと思われてたんだ、とツッコまずにはいられない。 ま、別にいいけど。 「ほら、そろそろ挙式の時間よ」 娘のいない母さんにとっては、蘭子の花嫁姿を見るのも、楽しみの1つらしい。 誰よりもウキウキしまくっていて、見ていて恥ずかしい。 こんな母さんなので、蘭子の継母とも難なく話をしていた。 そして、結婚式の幕が開ける。
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