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最高最悪な24時間
「はぁ―――!?一緒に過ごせないってどういうことよ!?」
24才になったばかりのあたしは、記念すべきその瞬間に怒鳴り声を上げている。
『いや、だから過ごせないんじゃなくて、約束の時間に間に合わないかもって――』
「どうして!?」
あたしは小太郎の言葉を遮り、小太郎によって込み上げてきた怒りをぶつけた。
「仕事は休み!なのに夜しか一緒に過ごせないってどういうことよ!?」
『それは――』
煮え切らない小太郎の言葉に、あたしは乱暴に携帯電話を折りたたんだ。
その後も何度も小太郎は電話をかけてきたが、知ったことじゃない!
あたしは、あたしは――
猛烈に機嫌が悪いんだぁ――!!
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