Summer Diamond Memory's

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「うん。不味くても食べるよ」 「不味いのなんて作らないけどね」 「えっ、そうだった?」 「そんなこと言うか?普通・・・」  現実は結構、大変。でもこうやって言い合えるのが楽しくて篠山くんと結婚したんだっけ。  私は夫に手を振り駅に向かうと空を仰いだ。あの夏の日と変わらずに照りつける太陽がとても眩しかった。
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