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気が付けば毎朝 自宅を出た後にはメールをするのが日課になっていた
そして仕事あがりにもお疲れ様メールをする もちろん昼間にもメールはした 毎回どーでも良いような内容だったけど決まってノリノリの返信がくるから楽しかった
休日である土日にはメール出来ないが頭の中では彼女が今何をしているんだろうかとチョコチョコ考えたりもしていた
月曜日が待ち遠しかった
朝7時に朝の挨拶メール 柚月ちゃんからも同時刻にくる
彼女からのメールに確実に癒されていた
短い言葉のやり取りからも増す親近感 会社からの電話でも 2人にしか分からない内容をチラッと言うと照れたように笑う彼女の声にドキドキした
相変わらず彼女からは上の名前で呼ばれる事に密かに焦れていた自分
もう やり取りを始めてから1月は経っていた ある朝 思い切って問うてみた
『柚月ちゃん おはよう*\(^o^)/*
今日も適当に頑張ろう(笑)
ところで… いつになったら
わしの事名前で呼んでくれるん?』
送信した後になって 恥ずかしくなりドキドキしてきた…なんか わしって中坊レベル? ホント昔から上の名前からくる アダ名が多くて実際 下の名前で呼ぶ人は少ない
嫁なんて中学の時の同級生なこともあって安原って呼んでいた(笑) 結婚してからは すぐ子供が出来たのもあって産まれる前から お父さんって呼ばれてるし…そんなのもあって嫁のことも お母さんと呼んでいた自分
数少ない恋愛経験でも友達からってパターンが多くて やはりアダ名が多くて実は不満だったけど 恥ずかしくて下の名前で呼んで欲しいなんて言えなかった
どうも柚月ちゃんに対しては…なんでか抑えられない
その後メールで どう呼べば良いのか聞いてきたが あえて好きなように呼んでくれと投げ掛けてみた
さり気なくメールで よしくんって呼ばれた時には不覚にも顔が赤くなってしまった
やべぇ ジワる(笑)
なんだっ クるわコレ…
何気に自分を よしくんって呼ぶのは母親だけだ だけど母親のソレとは違い やたらドキドキする
最初は安原さんって呼ばれてたのが 由くんに変化しただけで凄く嬉しかった そして同時に顔も知らぬ相手なのに彼女を近くに感じた
それと同時に彼女の事をもっと知りたくなる メールをしだしてからはプライベートな話も良くするが、どうしても一つだけ聞けないことがあった
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