第1章【Real】

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第1章【Real】

──今、己が立つ場所。 今、目に見える全て。 それらを依り処として人は生きている。 その場所を居場所と信じて。 全てのものを無限と信じて。 与えられた日常を疑う必要などあるだろうか。 いいや、そんな必要はない。 たとえどんなに退屈でも。 たとえどんなに残酷でも。 目の前に在るそれこそが、君にとっての確かな“現実”なのだから──
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