【 あさがお 】

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 夏休みだというのに、プールに宿題、ピアノに、塾の夏期講習。  長女の笙子の様子を見ていると、私は時々心配になる。  しかも、高学年の学級代表は、夏休み最後の学校イベントの企画準備作業でほぼ学校へ日参しなければならないらしい。  登校時は制服が義務付けられているのが笙子の学校だ。  都合、笙子は私より早く起き、制服を着て、長い髪を綺麗に自分で頭の高い位置に纏め、洗濯機を廻し、私が昨夜セットしておいた炊飯器のスイッチを入れ、その間にその日の分の夏休みの宿題と塾の予習をする。  そして、起きだしてきた私と次女のまゆに厳しい叱咤を飛ばしながら、朝食のおにぎりを握り、洗濯物を干して出かける。  私はその間に、自分の用意と、笙子の昼食、それにまゆの保育園の用意をするという流れだ。  学校があった時よりもさらに規律正しく、夏休みだというせいでさらに彼女の用が増えているように思うのは私だけだろうか。そういえば、週に2回だった掃除機かけは、彼女が夏休みに入って、毎日に変わった。
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