不健全なキミと、健全なお付き合い

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「ね。付き合った記念に、パフェ食べに行く?」 「……行く」 笹原くんはにこっと笑って、自分と私の鞄を手に取った。 「ま、待ってよ」 「早く早く」 駆け寄った私の手をパシッと握る。いつもの手首じゃなくて、今度は手のひらに、彼の温かい手のひらが合わさった。 ちょっぴり。 いや、かなり変な彼とのお付き合い。 どうやら、スタートしたようです。 Fin.
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