第1章 白い家

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他人の人生に干渉したがるのはその為だ。 たとえ親子でも、相手は他人だ。 自分ではないからだ。 そんなウンチクを述べたのは、他でもない、それが俺をあの家に住む事を決意させたからである。 九官鳥のいない場所へ行きたかった。 その時思い浮かんだのが、あの、海の見える丘に建つ家だ。 そこには既に誰かすんでいるであろうし、そこでなくても、立地条件が似ている場所を俺は探しはじめた。
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