第1章

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二人はいつまでも、デートを楽しんでいた。 しかし、時間は着実に進み、すっかり夕方になった。 「あー、楽しかったね!!」 「そうだね!凄く楽しかった!」 卓と桜子は、今日が最高の日だった! そこで、急に桜子が動かなくなった。 「どうした!?」 「寂しくなった…!離れたくない…」 桜子は正直に、自分の気持ちを打ち明けた! 「俺も離れたくないよ…」 「本当?」 桜子は嬉しいのか、寂しいのか訳の分からない気持ちに襲われた。 「私、恋してる!卓に恋してる!」 桜子は、率直に感情を表現した。 「俺も桜子が好きだ!」 その言葉はストレートであったが、十分に桜子に想いが伝わっていた! その時だった! 二人が急に見つめ合って、お互いを見つめた。 二人は、そのままキスをした!!! 桜子の心臓はドキドキいっていて、破裂しそうだった! 「初めてだったの…」 「え…!?」 「キス…」 その後は、二人とも恥ずかしくて言えなかった。 やがて、夕日が差してきて、二人は出口に向かった。 なんだか、急に二人ともしおらしくなって、ちょっと大人になったような甘酸っぱい体験をした。 卓はもはや、サッカーのことは二の次で、今は桜子に夢中だった。 二人は、遊園地から出て、帰る所だった! 「じゃあ…」 「またね!連絡ちょうだいね!」 「連絡するよ!学校でまた会えるだろ!?」 「分かってるけど、連絡ほしいの!!」 「分かったよ…」 去り際は寂しかったが、卓は振り向かずに家路に着いた。 桜子の顔、かわいかったな。 なんだか、凄い経験をしたような一日だった! 明日は晴れるかなー?
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