*始まりの入学式*

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暁side 洋「おい、夕凪さんと喋ったのか?」 友達の洋が夕凪さんの事を話す 「え?そうだけど…どうかした?」 何、もしかして有名人とか!? 「あいつ、中学の時から笑ったり泣いたりしねぇんだぜ?ずっと無表情なんだよ」 確かに笑わないけど… 「あの子、優しいよ?」 だって、無視はしないし まあ、可愛いから笑わないのはもったいないなぁって 思うけどさ… 「…ねえ、夕凪さんって一度も笑ったことないの?」 あぁ、と答える洋。 「じゃあ俺、あの子を笑わせてみるよ!」 笑ってるとこ、見てみたいし それに、何か気になるんだよなぁ…あの子 ふと夕凪さんの方を見る …寝てるし やっぱり綺麗な顔だなって思う まつげ長いし あ、次委員会きめるのか…! 一緒のになりたいな~ …ってか夕凪さんの事ばっか考えてるな… あれ、俺もしかしてキモい!? やめとこ… 「委員決めするぞ~」 夕凪さんがパッと起きる あれ、何か今哀しそうな顔した…? 気のせいかな… あ、こっち見た だあああ! やっぱ俺キモい!! やめよ!
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