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隠れている?追われているのかな?
などと 思っていると、星の欠片(かけら)は、返事をする。
『空の彼方(かなた)の彼方の、もっと彼方から、逃げて来たんだ。』
僕は、驚いた。
口に出さなくても、会話は出来るらしい。
じゃあ、君も、声に出さないでいいよ。と言うと、
『練習しているんだよ。日本語。』
とりとめのない会話をしながら、学校に着いた。
夏期講習。
教室に入ると、皆が、寄ってくる。
『何?それ?』
『かっこいいいね!?』
『可愛いかも!?』
小さな小さな星の欠片(かけら)は、とても人気だった。
でも、黙っている。???
や、ヤバイ!! どうして、こんな、人の多い場所に来るんだ?
うろたえているらしい。
僕は、まだ、中学生だからね。勉強しに来るんだよ。
と、答えると、
今日だけ、休みにしてよ。見つかったら大変な事になる。
僕は、具合が悪いと言って、早退した。
公園で、一休み。
『落ち着いたか?』と尋ねると、
『だめなの。恐いの。』と答える。
???
女の子になったらしい。
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