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目標ポイントまでを示す数字と矢印は、謎でもなんでもなかった。
「矢印の向きが方角、数字が距離を表しているんやと思う！ で、この【火】っていうんは？」
荒島の問いに、皇海幸生が答えた。
「火、ひ、ヒ、Fire、ファイヤー、キャンプファイヤー。スタート地点はキャンプ場だ！」
空木は一同を見渡して言った。
「よし！ 直ちにキャンプ場へ行くぞ！ 各自、水筒と武器になる物は持ったな！？」
「ＯＫ！」
「それと、左腕に腕章をつけるのを忘れるな！」
空木は、赤い布で作った腕章を左腕に巻きつけた。
「みんながＲＡのメンバーだって遠くからでも分かるように、そしてこれは、団結の証だ！」
リュックを背負い、得物を手にしたＲＡメンバー１３名は、宿舎から徒歩５分ほどの位置にあるキャンプ場へと急いだ。
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