気まぐれと、惚れ薬

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「あったとしても、しょぼいよ、絶対。」 「間違いないね。関学とか外大とか、凄いツリー作りそう」 自分たちの入学した学校のレベルを嘆きながら、 もっと有名な大学に入学できていたら、駅から20分なんて距離、歩かなくても良かったのかなってこれからの大学生活に少し嫌気がさして、大教室の席に着いた。 「なるちゃん、菜緒、おはよー。珍しく今日は1限から来てるんだ」 私と菜緒の後ろの席にガタガタッて椅子を倒して2人の男子が座った。 私たちに声をかけた方が、 少し明るめの髪にゆるいパーマを当てて、ザ・大学生って感じの岡崎 圭汰(オカザキ ケイタ) その横にいるのが、 伊達メガネがすごく似合うオシャレ番長、田村 陸(タムラ リク) 2人とも、私と菜緒と同じ学部で、入学式で仲良くなった。 、
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