第18章 ミツバチの誘惑

9/25
前へ
/25ページ
次へ
戸惑いながらも 言われるがまま されるがまま――。 「こう……?」 浅く腰かけ直した僕は 彼の望み通りの恰好で 「……ああ、そうだよ」 欲望も愛も 彼のすべてを受け入れようとした。 「ミツバチ、僕に抱かれたい?」 全身をくまなく見渡して 分かってる癖に。 「……かれ……たいよ」 「聞こえない」 何度だって言わせるんだ。
/25ページ

最初のコメントを投稿しよう!

164人が本棚に入れています
本棚に追加