13人が本棚に入れています
本棚に追加
魔王「……というか、思ったのだが……。貴様ら、妾を警戒していないのか? なんか、思った以上にすんなりパーティに加入できている気がするのだが……」
戦士「いや、全く警戒してないって言ったら嘘になるけど。勇者とオマエの様子を見てたら、なんか身構えてるのが馬鹿馬鹿しくなってな」
賢者「それに、魔王さんは魔王ってだけで、実はなにも悪いことはしてないんでしょう? 嘘を吐いてるようにも見えないですし」
魔王「もし、そう言って油断させてこの流れにもっていく作戦だったらどうするんだ? 妾がいまも貴様らを殺すスキを窺っているかもしれないだろう?」
弓士「んな作戦企んでたんなら、お前は今わざわざそんな事言ってねぇよ」
魔王「……」
勇者「俺にはわかる。おまえは、ただ魔族の王であるってだけで、実はいい子なんだって事がな」
勇者「……。貴様ら、馬鹿みたいにいい人すぎるだろ、まったく……。でも何だ、その……あ、ありがとう……//」
賢者「うん、やっぱりこの人ツンデレですね」
勇者「てか俺、このままじゃ魔王に萌え殺されそうでヤバいんだが」
戦士「何その斬新な死因」
弓士「そのまま逝ねよもう」
最初のコメントを投稿しよう!