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賢者「ていうか、ここまで何が何だか状況がサッパリだって人もいると思うんですよ」
戦士「サッパリだって人しかいねえよ。そもそも、この部分まで読んでくれてる人がいるかすら分からねえよ」
勇者「ひどい」
賢者「だからパーティメンバーを読者さんに説明するために、ここで改めて自己紹介するべきだと思うんですよ」
勇者「賛成」
戦士「いいんじゃないかな」
弓士「以下同文」
勇者「じゃあ俺から。
俺は勇者。名前はまだない。宿敵の魔王を倒す為に1週間前から旅を続けてる」
賢者「私は賢者です。名前はまだありません。勇者さんの旅にお供してまーす」
戦士「オレは戦士。名前はまだない。同じく勇者とは旅の途中で出会って、今に至る」
弓士「アタシは弓士。本名はユミ」
勇者「安直な名前だな」
弓士「うっせぇな絞め殺すぞ」
戦士「そういや、弓士ってのはマイナーっていうか、あんまり聞かない職業だよな」
弓士「まぁ、そうだな。アタシは『弓士』なんて銘打っちゃあいるけど、実は弓しか使えないわけじゃないんだ。遠距離系の武器なら何でも扱える」
勇者「なにそれすごい」
戦士「でも、じゃあなんで『弓士』なんだ?」
弓士「単純に弓が一番得意だから、ってのと……」
賢者「他にも理由が?」
弓士「あぁ。他に良い職業名が思い付かんかった」
戦士「軽くメタいな」
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