第1章

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眩しい。 閉じた瞼の裏まで差し込む太陽の光。 眩しさに眉間に力がこもる。 太陽の眩しさを避けようと手を持ち上げようとしても、身体中が重く軋むように関節が動かない。 下腹部に何かものが挟まったような違和感。 そこで、はっと昨夜から朝方にかけての睦事が脳裏によみがえる。 途端に身体中が熱を帯びた。 昨夜、本当に久しぶりの感覚に戸惑い慌てた。 でも、冷たいシーツと熱く火照った身体の温度が馴染む頃には、我を失うほど乱れた。
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