第1章

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ドリアンな女 わたしを10年以上もの間苦しめてきた言葉。 そして今でも 心の中に深く刺さって抜けない刺のように、時折わたしを苦しめる。 そんな ドリアンな女を 愛しているという男がいる。 10年以上、女として愛されてこなかった。 愛されることが怖かった。 いや、愛して捨てられるのが怖かった。 わたしは頑なに女を捨てて生きてきた。 処女膜は再生されていたはずだ。 精神的 肉体的に 臆病になっているわたしを 赤西くんは ゆっくりと時間をかけて わたしが女だということを思い出させてくれた。
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