壱
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壱
泣き続ける貴子に 淳は宙を見て、ポツリと呟く。 「・・・もっと早く、解放すべきだった・・・ 壊す、と、穢す、と・・・ そう分っていて、俺はそれでも お前の手を離す事ができなかった・・・」 それは淳だけの罪ではない。 それは貴子の罪でもあった。 向き合う事も、立ち向かう事もしないのに なのに、淳から離れようとだけはしなかった。 ・・・できなかった。
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