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「あ!うん!来たね!告白に緊張して私泣いちゃって」
「そうそう思い出したか?」
彼は ふっ と笑ってまた公園にゆっくり視線を戻した
私はその彼の姿に少し見とれながら公園へと歩く彼を追った
「あの時さ、お前に泣かれてビックリしたけど守ってあげたいってずっと一緒に居たいって思ったんだ」
前を歩く彼はくるりと後ろを振り返りいたずらっ子のような笑顔で私にそう告げた
「ありがと…でも恥ずかしいよ…」
突然の告白に私を恥ずかしくなり下を向くと彼はそっと私の頭を撫でて
「恥ずかしがるなよ」
そういうとまたいたずらっ子のような笑顔で1、2度私の髪を撫でた
「もう…守ってねヒーロー」
私は小声でそう呟き彼との短い帰り道を楽しんだ
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