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♪♪♪♪♪
家にある電話がどことなく間の抜けるような音を出して着信を知らせたのは私がご飯を食べ終えるのとほとんど同じだった
「ちょっと電話出てくれない?」
食べ終えた食器を台所に運ぶにかわり私は廊下にある電話に出た
「もしもし」
『もしもし?いつも息子がお世話になってます』
電話の主は彼のお母さんだった、前に彼の家に行ったときに仲良くなって友達のようなお母さん
「あ!こんばんは!こちらこそお世話になってます!どうしたんですか?」
『それがね…』
話始めたおばさんの声はビックリすほど元気がなくどこか言いにくそうだった
『あの子がね……倒れたの…今病院に居て安静にしてるから』
私は一瞬なにを言ってるのかわからなくなった
「え?今日一緒に帰ったんですよ?スゴく元気でしたよ?」
『そう…あの子二年前にも倒れたのその時に次倒れたら危ないって先生が言っててね……』
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