第1章

2/40
前へ
/40ページ
次へ
私達親子のことを言い触らした、同じコーポの4階に住んでいた家族。 それからというもの、コーポ内やどっかですれ違うたびに、まー、あからさまな態度で嫌な目つきで見てきた。 後ろを向いていても、視線が痛いぐらいに背中に刺さる。 逆に、ここまで分かり易く態度を180度変えられる人種も珍しいと思う。 私なら脳がついていかず、気持ちが置いてけぼりになりそうな気がするけど。 こうゆう人は、違うんだね。 根っからの、差別主義者。 もしくは、この手のネタが大好物。 今回は、自分が第一発見者。 明日からの井戸端の中心は、私に決まり!ってなもんですか。
/40ページ

最初のコメントを投稿しよう!

29人が本棚に入れています
本棚に追加