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それにしても、この真夜中のそんな場所にいったい何があるというのだろう。
頭を掠めた疑問と共に、俺は、再び自転車のペダルを踏んだ。
俺の漕ぐ自転車は、あっという間に小さな光がうごめく空地にたどり着いた。
だが俺は、もう立ち止まる気はなかった。
徐々に近づき、通り過ぎる視野の中、
そこにある「何か」の間で懐中電灯を手にした人影が探し物をしている。
だが俺は、それを、まるで野良猫とすれ違うような感覚で
なんとなく捉えていたのだった。
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