第3章

4/9
前へ
/45ページ
次へ
そこの医師の顔も、思い出せない。 ただ、”てんかん”の権威である先生だった。 私は、ここ数日の症状を、たどたどしく話した。 先生は、うんうん、頷いて。 「お薬出しますからね。パキシルっていうんだけど、すごくよく効くから。あと、毎晩10時半には、眠るように。この薬は、眠くなるようにできてるから」 そう言われて、薬を飲み始めた。
/45ページ

最初のコメントを投稿しよう!

16人が本棚に入れています
本棚に追加