第1章

5/8
前へ
/45ページ
次へ
「死んじゃう……。死んじゃう……!」 私は、そう、電話口に訴えていた。 場所を、なんとか、告げた。 ああ、もう、死んじゃうんだ――。 そういう憶いで、一杯だった。 私は当時、遠距離恋愛をしていた、彼氏に、メールを一報、打った。 『愛してるよ――』
/45ページ

最初のコメントを投稿しよう!

16人が本棚に入れています
本棚に追加