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真実が、夕御飯を一口食べて言う。
真実「朝比奈さん、料理が得意なのね。
早く、結婚したら良いのに」
毒舌なのか、感想なのかわからない言葉を吐いた。
礼緒菜「ちょ…刑部さん?
何気に事務所から追い出そうとしてる?(>人<;)
紫貴、何とか言ってよ(^_^;)」
紫貴「考え過ぎかもよ。
ん~、でも、家庭に納まった礼緒菜は想像できないな」
そう言ってクスクス笑う。
紫貴「刑部さん、はい、インコラプティブル・シャンパンです」
シャンパングラスを真実に差し出す。
中身は、グレープフルーツジュース120ml、オレンジジュース60ml、それをシェイクして、グラスに注ぎ、透明炭酸飲料適量でグラスを満たしたものだ。
差し出されたグラスを受け取る真実。
真実「ありがとうございます。
これはノンアルコール?」
礼緒菜が紫貴に向かって予想通りの事を言う。
礼緒菜「安心して?納まらないから( ̄▽ ̄)」
紫貴「そう。ノンアルコールです」
刑部に向かって微笑んで答える。
紫貴「そりゃ良かった」
礼緒菜に向かって、やっぱり、という顔でそう言えば。
礼緒菜が紫貴に向かって、じとっと見た。
礼緒菜「本当にそう思ってる?」
紫貴「もちろん♪」
にっこり笑ってそう答える。
礼緒菜「刑部さん、今夜、泊まっていきますか?私達、みんなアルコールが入っているから、運転できないんです。でなければ、タクシーを拾うまで、警護しますよ?」
真実「泊まっていくのは無理でしょう? これ以上、迷惑をかけたくないし…」
礼緒菜「誰も迷惑じゃないですよね?」
紫貴と黒埼に向かって問い掛ける。
要「大丈夫だ。なんならここのソファーでもいいぜ? もともと泊まる予定だったしな」
紫貴「うん。大丈夫。なんなら男女に別れる?」
笑いながら提案すると。
要「げっ!! ひとつのベッドに男2人か? 紫貴ちゃんでかいからやだ!! ここのソファーがいい!」
紫貴「……要さん、酷い」
ガックリとする紫貴。
礼緒菜「刑部さん、ベッドを使って下さい。あっちこっち寝返りうっても大丈夫。今日くらいはのびのび寝て下さい。
お兄ちゃんは書斎のソファベッド。
私と紫貴はリビングのソファで。」
紫貴「了解」
要「いいのか、ベッド使っても? 野郎2人がリビングの方がよくないか?」
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